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みやび萬紅堂。
かつて小説に似たものが書かれていた所、その残骸。
DATE: 2008/08/20(水)   CATEGORY: 夏のしらべ
夏のしらべ(8) 「エピローグ」
 えりなの母親が病院に着いたとき、彼女はもう息を引き取っとったあとだった。六飛は母親に、えりなの最期を告げる。
「お母さんに、ありがとうって言ってました。お母さんのところに生まれることが出来て幸せだったって」
 母親の頬に涙が伝った。
「ありがとうだなんて――それはわたしのセリフなのに」
 涙の粒が次々の溢れ、院内に嗚咽がこだました。

「えりなはあなたと出会えて幸せだったと思う。――ありがとうね」

***

 その後、月日は流れて六飛は高校を卒業した。そして町を離れた。
今は各地を旅してまわっている。できるだけ数多くのものを見ようと思ったのだ。

老人が声をかけてきた。髪はもうほとんどが白くなっていた。
「何をしているのかな?」
 老人は彼に尋ねた。
「絵を描いているんです」
 それは、まるで絵本のようだった。画用紙にはここから見える景色が描かれ、その横に短い文章が書かれていた。
 老人は目元を緩ませた。そこには男の子と女の子が描かれていて、2人は仲良く楽しそうに笑っていた。――それはとても幸せそうな笑顔だった。


(FIN)



<紅林歩夢&玖堂匡介のアトガキ>

*紅林歩夢*
どうも初めまして。ストーリー原案担当の紅林歩夢です。
今回の作品は玖堂からコラボしない?と誘われて始まりました。
コラボという初めての体験という事で私はすごくワクワクした気持ちでストーリー原案を書き始めました

かなり時間をかけて書くぞと部屋で意気込んでいましたが、書き始めたら意外と早く終わってしましました(笑)
実は玖堂からコラボしようと言われたとき某アニメを見ていて、それが面白くて『俺もこんな話を書きたい!』と思っていたんですが、自分で書くと何故か途中で(完結せずに)終わってしまうんですよ。
どうしたもんかと思っていたらちょうど誘いが来たんですよ。
これはチャンスと思い、喜んで誘いを受けました。
ストーリー原案を書き終えて、玖堂が書いた文章を見て、これは結構良い作品なんじゃないか!?と自己満足に浸っていました(笑)
玖堂のブログに載せて何人かの人が読んでくれらかなと思いながら見にいくとコメントが結構多くて驚きました(笑)
コメントの内容を見て、ここは良かったのか、ここは直したほうがいいのかと本当に勉強になる内容でした。

この作品を作るきっかけを作ってくれて私の分かりにくい原案で上手く書いてくれた玖堂匡介さん。
そしてここまでよんでくれた皆さん。
本当にありがとうございました。
また二人でコラボする事になったら次はもっと面白い作品になるよう原案を頑張って考えますので、そのときはまたいろいろなコメントを待っています(笑)
それでは最後に、

本当ににありがとうございました。


*玖堂匡介*
紅林歩夢×玖堂匡介 コラボ小説「夏のしらべ」完結です。
まず、真剣がコメントをしてくださるような読者に出会えたことに感謝! 今回は読者に恵まれました。

個人的な出来としては68点くらいかな、と思います。
自分の力量で出来るレベルの精一杯を頑張ったつもりですが、書いててうまくいかないところや納得のしがたいところがありました。それは今後の課題だと思います。

前半は恋愛要素を全面的に打ち出したつもりですが、後半はもっと心の葛藤を描いたつもりです。
六飛もえりなもえりなの母親も、それぞれにそれぞれの葛藤と闘っていたと思います。
そんなキャラクターの苦しみが伝わったでしょうか。…でも苦しみだけじゃなかったこともわかって頂けると思います。苦しみと一緒に、幸せも確かに存在したんです。まったく報われない話ではなかったと思っています。

自分の腕が足りないゆえに、後半は結構辛かったかな。
俺の考えたオリジナル要素も入れてしまったので、余計にそうだったかも。
ストーリー原案にあって、あえて書いていない箇所もあります。そこは書いてないことに意味を込めたつもりです。そういうことにも気付いて頂けたら嬉しいですね。

しかし無事に書き終われてよかった。

個人的にはこのタッグで再び小説を書けたらいいな、と思います。
そんな日をお楽しみに!!(笑)

←Click me!!


今回、俺と時間を分かち合った戦友(音楽)たち!

JANGA69『Janga69』
Dirty Old Men『bud』
Showta「little love story in summur end」「静寂」「Close your eyes」「十六夜の月白,天空星河,相照らす」「ありがとう、さようなら」「ありがとうのうた」「吹雪列車」「ユキノナイミチ」

前半はJANGA69、後半はDirty Old Menを主に聴いてました。
特にDirty Old Menの「桜川」は作品に合っていて、繰り返し何度も聴いてましたねー。

Showtaは俺の友人で、彼の曲は主に寝不足で苦しんでるときに聴かせてもらいました(笑)

NO MUSIC,NO LIFE!!
俺は音楽とともにある!!
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COMMENT

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ミーコ | URL | 2008/08/20(水) 16:18 [EDIT]
色々思うこともあったけど、ラスト良かったので文句なし。お疲れ様でしたっ。優しい絵が見える気がしました。

lolina | URL | 2008/08/20(水) 17:01 [EDIT]
終わりましたね。Congratulations!
匡介さんは作家ですか?
学生と思ったし。(笑)

| URL | 2008/08/20(水) 18:12 [EDIT]
こんにちは♪
小説書くのうまいですね~^^
ところで・・・・
私のブログ
鈴蘭~幸福のしるし~
にきてくださいましたか?
違っていたらスイマセン・・・・・
あっているのなら、
わたしのブログにコメしてください
まってます^^
● 勉強になります
lemon8739 | URL | 2008/08/20(水) 18:46 [EDIT]
お疲れ様でした・・・

コラボ・・・面白そうですね
私ももう少し色々と書けるようになったらやってみたいなと思いました

匡介 | URL | 2008/08/20(水) 19:17 [EDIT]
>ミーコ
だったらよかった(ホッ)。
原案では絵本ではなく、小説を書いて歩いていることになっていたのですが、やはり絵の方がシンプルでわかりやすい気がしました。…というか、俺が見えたのは絵を描く彼だったので(笑)
絵本っていう響きも温かみがあっていいかな、と。

まぁ ストーリーは完全紅林に依存していたので、そう言ってもらえると彼も喜ぶことでしょう。

匡介 | URL | 2008/08/20(水) 19:18 [EDIT]
>lolinaさん
ありがとうございます。
俺は作家ではありませんよ(笑) 一応、学生です。

匡介 | URL | 2008/08/20(水) 19:19 [EDIT]
>司さん
ありがとうございます。
暇な時間を見つけて覘かせ頂こうかと思います。

匡介 | URL | 2008/08/20(水) 19:21 [EDIT]
>lemon8739さん
ありがとうございます。…ただ勉強になるほどではないと思いますよ(笑)
今回のような企画モノは正直楽しいですね。そのうち考えてみてください。その際は玖堂にお声をかけてもらっても構いませんよ(笑)

lolina | URL | 2008/08/20(水) 21:30 [EDIT]
驚い,本当学生にです?間違っていた。恥ずかしい。。。- -
でも有名みたいと思う。
大学生ですか?

錆浅葱 | URL | 2008/08/20(水) 23:55 [EDIT]
原案担当の紅林歩夢殿、書き上げた匡介殿
お疲れ様でした~m(__)m

実は一番初めの「彼にとって永遠に忘れられない夏が始まる――。」という下りで、何となくこの小説の全体を予想してました。正直途中までは「…やっぱりこういう展開か~」と思いながら読んでいたのですが えりなが気持ちを伝え、六飛がえりなの病気を知り、その上でえりなとともに生きたいというあたりから
感情移入です(T_T)
大切な者に逝かれるのは 残された方にとってはとても辛い事なので えりなとの約束を守ろうとしている六飛が私には少し切ないです。 

長々と失礼ですm(__)m

匡介 | URL | 2008/08/21(木) 10:02 [EDIT]
>lolinaさん
大学生でもないです。詳しく話すと長くなってしまうのですが、予備校みたいなとこに通ってます。浪人みたいなものですね。…だから本当は小説なんか書いてる余裕などないのですが(笑)
俺は作家になれるほどの実力はないと思います。というか俺より実力のある人は大勢いるはずです。
俺は単に趣味で書いてるだけですよ。

匡介 | URL | 2008/08/21(木) 10:20 [EDIT]
>錆浅葱さん
ありがとうございます。
ストーリー的にはベタベタの展開で、まぁ 特に新しいものもなかったと思います。でも1回くらいこういうの書いてもいいかな、と思ったので構わず書かせてもらいました。
ストーリーを考える必要がなかったから、俺の仕事は表現の仕方だったのかな。玖堂の技術面の力量が、良くも悪くもあらわになってしまいました(笑)
正直展開は読まれていても仕方がないと思っていたので(笑)、俺は心情や情景の表現に気を遣って書いたような気がします。ストーリーを読んで浮かんできたのが全体的に綺麗な映像だったので、それが伝わるように書いたつもりです。
あとは「優しさ」とか「幸せ」とかを意識してたかな。全てが終わったわけでないし、何も残らなかったわけではないということも伝わっていれば幸いです。

緋沙子 | URL | 2008/08/21(木) 13:43 [EDIT]
終りましたね、紅林歩夢さんと 匡介君のお二人さん、お疲れ様でした。
じつわ・・まとめ読みしようと待ってましたごめんなさい。

とてもロマンチックなお話でたのしく読ませていただきました。
えりなのお母さんの気持ちが半分わかるので、読んでいて胸が痛くなりました。
私は毎年誕生日に、生きていてくれることに感謝していましたから。

六飛がこれからの人生を楽しんで生きていけたらいいですね。

また次回も期待して楽しみに待ってます。

lolina | URL | 2008/08/21(木) 16:28 [EDIT]
このように単に趣味で書いも幸福ですね。
あたしも単に趣味で描いてるんだけです。
仕事は束縛かも知れないね。
趣味だけなら,自由な創作は出来るんでしょうか?
それで,玖堂匡介さんの名前の平假は何?
あたしは読み方を知らなくて。=v=

● 想像回廊の純です。はじめまして。
| URL | 2008/08/21(木) 21:22 [EDIT]
初めまして、(葉山)純です。
素敵な文章、お話ですね。
勉強になります。

ぜひ、リンクをサイトに貼りたいのですが・・・よろしいでしょうか?

匡介 | URL | 2008/08/22(金) 05:32 [EDIT]
>緋沙子さん
あ、お久しぶりです。
読んで頂けて嬉しいです。まとめ読み大歓迎ですよ♪

ロマンチックに思われたのは紅林君がストーリーを考えたからではないでしょうか。きっと俺より何倍もロマンチストです(笑)
そして緋沙子さん…へヴィですね(汗) たぶん俺もそこまで深く考えてなかったと思うのですが、うーん、改めて「生」ということを考えてみようかと思います。
あと六飛はきっと楽しい人生を送れることだと思います。すでに彼は何事も乗り越えられる強さを持っているんじゃないでしょうか。

匡介 | URL | 2008/08/22(金) 05:34 [EDIT]
>lolinaさん
趣味なら自由かというと…うーん、難しい問題です。一応、こうやってみなさんに公開しているので、何でも好き勝手に書いていいわけではないようにも思います。
名前のひらがなですか? 「くどう きょうすけ」です(笑)

匡介 | URL | 2008/08/22(金) 05:39 [EDIT]
>純さん
どうも、お越しくださいましてありがとうございます。
素敵な文章と思って頂けて嬉しいです。…でも勉強になるかなぁ? 自分より巧くて素敵な文章を書く方はたくさんいますよ。それでも玖堂から学べるところがありましたら、どうか拙い技術ですが盗んでやってください。お役に立てると嬉しいです。
あとリンクはOKですよ♪ こちらからもリンクをさせてもらいました。よろしくお願いしますね。仲良くしてやってください。

lolina | URL | 2008/08/22(金) 22:36 [EDIT]
あ,玖堂と工藤新一の工藤は同じ読み方ですね。
この前にずっとkutouと思っているのに。
やはり私の日本語はまたです。
興味が仕事になることができるのはもちろん良いです。
でも、仕事のことは私も良く分らかない。
やはり,これは難しい問題ですね。ハッハッ~

匡介 | URL | 2008/08/23(土) 03:05 [EDIT]
>lolinaさん
そうですね。工藤新一と同じ読みです(笑)
個人的には「堂」という漢字が好きなんですよ。

日本語は漢字ひとつにいくつもの読み方があって難しいですよね。他にも読めない漢字や単語等がありましたら遠慮なく尋ねてきてくださいね。

lolina | URL | 2008/08/23(土) 23:59 [EDIT]
ありがとうございます!
分からない地方はあなたに聞きます~=V=

匡介 | URL | 2008/08/24(日) 07:30 [EDIT]
>lolinaさん
どうぞどうぞ。
しかし、俺に教えられることは限られていると思いますが、そこは勘弁してくださいね。
● 読み終わりましたよ~!!
鷹の爪痕 | URL | 2009/07/23(木) 22:10 [EDIT]
コラボ小説、お疲れ様でした!!
今更ながら読み終わりましたv-356

とても雰囲気のある、優しい作品だったと思います。
視点の変化など、色々参考にさせていただきました。

いまは「コラボ第2弾」を読んでおりますので、今度はそちらの方を楽しみにしていますね♪
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2009/07/23(木) 22:38 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

匡介 | URL | 2009/07/25(土) 21:09 [EDIT]
>鷹の爪痕さん
あ、読んで頂けましたか。ありがとうございます。
やはりお互いキャラクターに対するイメージのズレがあるので、元あるものを書くっていうのは難しいなぁって思いました。それだけ(書くのが)面白かったし、新しいアプローチが得られたような気がしますね。

ホント毎回ありがとうございます♪

匡介 | URL | 2009/07/25(土) 21:28 [EDIT]
>シークレットさん
あ、読みましたよ。でもシリーズってことは他にもあるのかな?
実は意外と読んでるんですが、あまりコメント残していかないので読んでいないと思われがちなんですよね(笑) 今度からはコメントも残そうと思います。

えっと、自分では何も言えないし、そういうことは望んでおられないと思うのでそこに対するコメントは控えさせてもらいますが、いろいろ考えさせられました。出来れば今後の作品に活かせられたらいいなって思います。

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