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みやび萬紅堂。
かつて小説に似たものが書かれていた所、その残骸。
DATE: 2008/07/16(水)   CATEGORY: 雑記
萬紅堂の日常。
ここは萬紅堂(たぶん本屋)という架空の店を舞台としたお話の世界。
萬紅堂の店長である匡介(きょうすけ)とたったひとりの従業員である小町(こまち)が今日も働く。


小町「店長ーぉ」
匡介「……」
小町「店長ーぉ」
匡介「……」
小町「店長ーぉ、いい加減起きてくださいよー」
(ゴスッ!!)
匡介「痛ッ!!――え? なに? 今なにが起きたの?」
小町「あ、店長。やっと起きてくれたんですね!」
匡介「いや、それより、なんかすっごい頭が痛いんですけど…」
小町「もう店長ってば、いくら起こそうとしても全然目覚めないんだから大変だったんですよ」
匡介「あの、小町君、俺の話聞いてる? 頭がね――」
小町「いくらお客さんが来ないっからって寝ないでくださいよ。仕事中ですよ?」
匡介「…うわ‥すっごいコブになってる……」

(只今、匡介が頭に氷を当てております)

小町「もう音楽聴きながら寝るのやめてください。おかげで起こすのが大変です」
匡介「(氷を当てながら) そんなの勝手に耳からイヤホンを外せばいいじゃないか。俺はそれくらいじゃ怒らないよ?」
小町「まぁ、そうなんですけどー…」
匡介「ところで、本当にこの頭のコブが何なのか知らない?」
小町「そういえば、さっきは何を聴いてたんですか?」
匡介「(そらしたっ!?) ああ、さっき聴いてたのはGENERAL HEAD MOUNTIANというロックバンドだよ」
小町「へーえ」
匡介「この前、CDを買いに行ったら偶然目に入ってね。試聴したら気に入ったから買ってきたんだ」
小町「オススメの曲とかは?」
匡介「1曲目の『鳥籠』なんかは気に入ってるね。あとは『手紙』とか。それから『群青』や『脱兎』も好きかなぁ。――でも収録曲を見て、一番気になったのは『罪と罰』なんだ」
小町「それって、椎名林檎さんの?」
匡介「そう、カヴァーなんだ。俺は椎名林檎も好きだからね、それもあって買ったんだけど、『罪と罰』は正直期待外れだったなぁ」
小町「どうしてです?」
匡介「なんか椎名林檎の『罪と罰』まんまだったんだよね。まるでカラオケで歌ってるみたいな。もっと独自のバンド色っていうか、オリジナリティのあるアレンジとかに期待してたんだけど」
小町「あぁ、カヴァーって、原曲の良さを残しつつ、カヴァーする側の良さも取り入れて欲しいですよね。」
匡介「うん。どうせカヴァーするならね。じゃないと面白味がないじゃないか」
小町「なるほどー」
匡介「でもGENERAL HEAD MOUNTIANはカッコイイバンドだから、是非聴いてもらいたいね」
小町「あー、なんだか気になってきちゃいました! 店長、ちょっとCDショップに行ってきます! 留守番お願いしますね!!」
匡介「え…あの…ちょっと――」
(ガチャッ…バタン!)
匡介「(行ってしまった…)――あれ? それでこのコブのことは…?」


従業員にナメられている店長がいる萬紅堂。どうぞまたのお越しを。
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