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みやび萬紅堂。
かつて小説に似たものが書かれていた所、その残骸。
DATE: 2009/04/30(木)   CATEGORY: 雑記
憂鬱的な陰鬱的な。
気分は鬱。欝。鬱。
この漢字の差はなんだろう? 何か意味に違いがあるのかよくわからない。

疲れて、もう嫌だなって気分で横になった。

心臓の鼓動が大きく感じる。――動悸?
鼓動の音が躰に響く。いや、音ではない、振動だ。
聞こえるわけではなく、振動を感じる。それ全身に広がり続ける。
掛けていた布団がやけに大きく感じた。それだけではなく、ベッドや枕、それに部屋まで全てが巨大に感じる。視覚的にではなく、感覚的に。
焦る。
全てが大きいと落ち着かない。担任に呼ばれ教室に行くと誰もいなく、そこには自分だけしかいない。そして教室はまるで宇宙のように拡がり始め、無駄に広い教室にただ一人いる。焦りを感じ、急いで教室を出るも、そこは巨大に成長した学校で、誰一人の姿も見えない。まるで迷宮に入りこんでしまったような感覚を受ける。それに似た焦りと落ち着かなさ。
巨大化の妄想を取りやめるよう考える。しかし、それは止まらない。妄想なのか、感覚の暴走なのか。おそろしい。わからない。わからない。
心臓の振動は未だに体中を駆け巡る。やめてくれ。それは不快な振動。
布団は膨張を続け、俺は自分がどこにいるのかわからない。ある意味、自己の喪失。
焦る。
焦りだけが心にある。
どこからともなく焦りは生まれ、落ち着かない。落ち着かない。
休ませてくれ――。休ませてくれ――。
この感覚は初めてのものではない。幼い頃に、風邪で高熱を出したとき以来、ときたま訪れる不快な感覚。
――疲れているのか?
もうずっと息が出来ていない。いや、正確には呼吸は続いている。それでも喉に何か詰まったかのように息苦しい。呼吸が出来ていない感じがする。
心臓の鼓動が早まった。
落ち着こう、落ち着こうと考えるたびに加速する。
酸素が足りていない。
全てが膨張を続けている。もう巨大過ぎて全体像はとっくに把握出来ていない。
俺は必死に呼吸するが、それは酸素の供給を果たせていないのか、苦しいままだ。
胸が締め付けられるように苦しい。
息が――。
胸が――。
全てが大きく――、苦しい――、喉が塞がっている――。
俺はどこだ――、焦り――、焦り――。
震動が気持ち悪い。誰か止めてくれ――。


――いずれブラックアウト。


***


気付くと午前7時53分で、休日だというのになかなか早い時間に起きてしまった。昼くらいまで寝ているつもりだった。
寝たのは何時だろう――? 少なくとも2時半は過ぎていた。
一応、5時間以上は寝ていたようで、安心した。
最近は多くても4、5時間しか眠れていない日が続いていたからだ。寝付きが悪く、1時間ごとというほぼ規則的なペースで目が覚める。3、4時間が平均的な睡眠時間だったかもしれない。
寝る前に陥った感覚は久し振りのものだった。あの息苦しさは動悸に類似したものだろうが、周りが巨大化する妄想というか感覚というか、毎回あれがセットになっているのは何なのか。

とりあえずシャワーを浴びることにする。
今日は友人と会う予定だ。この鬱蒼とした気分を忘れてしまえたらいいけれど。

今も少しだけ胸が苦しい。
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