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みやび萬紅堂。
かつて小説に似たものが書かれていた所、その残骸。
DATE: 2008/11/13(木)   CATEGORY: 「怪奇蒐話」
「妻が寝ると…。」
妻と一緒にベッドへと入った。
私は妻に「おやすみ」と言い目を閉じる。

少ししてから私は目を開けた。
なかなか寝付けなかったので妻の方に目を遣った。

妻は私に背を向けて寝ていた。
それを見ていると妻にある異変が起きた。

妻の後頭部に目が生えてきたのだ。

次に口が生えてきた。
そして鼻も生えてきた。

そうして妻の後頭部にもうひとつの顔が出来た。
私は絶句した。あまりの驚きに固まってしまった。

それから妻は起き上がり、後ろ向きに歩いた。
それは後頭部の顔からすると前に歩いたことになる。

そして妻は後頭部の口でものを食べたり、その目でTVを観たりしていた。

朝方になると妻はベッドに戻り眠りに就いた。
気がつけば後頭部の顔は消えてしまっていた。

顔が消えて少しすると妻が目を覚ました。

私は夜中のことを妻に訊ねたが、妻は何も覚えていないと言った。


<作者のことば>
たぶん二口女をベースにしたもの。
そして、出来が悪いな、と思いつつ載せてしまう俺。

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