みやび萬紅堂。
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DATE: 2016/05/24(火)   CATEGORY: 雑記
20160524
MUKUROはだいぶ佳境に入っている気がしています。さっさと終わらせてしまいたい。
書き終えた部分のMUKUROを軽い推敲がてらに読み返していて、自分が好きな文章(文体)ってこういうのじゃない気がするなぁ、と思いました。自分の文章の癖がわかってしまうので余計にそう思っちゃうのかもしれないですが、書いている文章が自分が読むときに好きな文章かどうかと問われれば、違う気がします。
以前はここまで拒否感というか違和感を覚えなかったので、好みが変わったというのも考えられますが、どちらにせよ文章/文体を一新したい気持ちがムクムクと膨れ上がりました。MUKUROを終えたら、もっと自分好みの文章/文体を模索したいと思います。

とにかく全てはMUKUROを終わらせてからだ!

――という気持ちが強いので、そういった意味合いを込めて「さっさと終わらせたい」わけです。
兎にも角にもMUKUROを完結させないことには次に進めない気がしているので。本当はもっとドライで簡潔な文体で小説を書きたい、ような。あの小説みたいな!というのが(浮かば)ないので、参考にしつつとかできないのが残念ですが。。

さて読書のはなし。

最近の読書では、『スチームヘヴン・フリークス』というライトノベルを読み終えたところです。
レビューでは群像劇テイストなのに群像劇として上手く機能していないとか、キャラの視点が切り替わりすぎるのが読みにくいだとか結構書かれていますが、三人称と一人称のパートが入り乱れたりするのも含めてわりとチャレンジングな感じが好きでした。上手くいっているかどうかではなく。自分ももっと攻めの姿勢で、いろいろ試していきたいと久しぶりに思いました。ちなみに話もわりと好きで面白かったです。

もっと読書ペースを上げて、もっといろんな小説を読みたいものだ。。

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DATE: 2016/05/24(火)   CATEGORY: MUKURO・黙示録篇
MUKURO・黙示録篇-16 (宴のはじまりⅥ)
 時は遡る――数時間前――。
 常に周囲に意識を巡らせ、気配を探(さぐ)る。物音ひとつしない。目の前の荒廃した光景を除けば、平和そのものといった雰囲気だった。小鳥が数羽飛んできて、瓦礫の上にとまった。人類の文明世界が終わりを告げたかのようだった。
 大勢が死んだ。一度は仲間を見つけたけれど、そこも化け物に襲われた。誰が生き残ったかもわからない。もしかしたら、助かったのは自分だけだという気もする。それがよかったことなのかどうかは、わからなかった。生きることがよしとする時代はもう終わったのだ。
 カラ、と瓦礫から小石が転がる音がした。小鳥たちは飛び去り、多田の瞼の裏に地獄がよみがえる。おぞましい化け物に、何人もが食われ引き裂かれ蹂躙される光景。冷や汗があふれ、背中でシャツが素肌に貼りつくのを感じた。心臓の鼓動は、速く、大きく、警鐘を鳴らしているかのようだった。身動きひとつ、とれなかった。恐怖に体が竦(すく)んでいる。逃げろ、と本能は叫ぶものの、もはや多田は自身の体のコントロール権を握っていない。
 半壊した建物の陰に気配があった。多田は恐怖で吐きそうになっていた。死んでいった人々を思い、つぎは自分の番なのか――と覚悟した。諦めの覚悟だった。
 しかし姿を現したのは、人間だった。女。まだ若く、二十歳にもなっていないように思える。顔立ちは平凡で、どことなく気の弱さを感じさせた。眼鏡の向こうにある瞳には、恐れのいろがあった。多田は自分同様に、この子も恐怖に神経をすり減らしているのだと気付いた。
「だいじょうぶか?」
 自分の娘ほどではないけれど、どちらかといえば娘に近い年代の子だ。知らないおじさんに声をかけられて、安心するのか、おそれを抱くのかは想像もつかなかった。彼女には、自分がどう映っているだろう?
「ひとりなの?」と多田はたずねる。返事はない。「この先に、生き残った人が避難している場所があるんだが……」
 多田が偶然にたどり着いたホテル<キャッスル>には、大勢の生き残った者(サバイバー)がいた。多田はそこで生活することを許されていた。きっと彼女のことも受け入れてもらえるはずだった。むしろ彼女のほうがよろこばれるかもわからなかった。
 多田は、自分が<キャッスル>ではあまりよろこばれた存在ではないと感じていた。いざというときの戦力になりそうにもない中年の男は、物資の消耗を早めるだけで、あまり使い途(みち)がない。そんな空気を察した多田は、<キャッスル>のなかに籠もっているのがつらくなり、危険を承知で気分転換に外を歩いていたのだった。仲間には――向こうが多田のことを仲間と思っているかはわからないが――食料かなにか見つからないかあたりを探索してくると告げてある。しかしちょっと歩いて行ける範囲は、すでに捜索し尽されていることだろう。それでも城田はなにも言わなかった。自分などいてもいなくても変わらないのだろう、と多田は思った。
 ついておいで、と多田は歩き始めた。背後を確認すると微妙に間隔をあけて、女の子はついてきていた。やはり知らない大人に恐怖感を抱いているのだと思った。誰かに暴行を受けている可能性もある。化け物の出現とともに無秩序化したこの地では、そういったことが少なくないことを多田は知っていた。実際に、そういう現場にも遭遇した。
 <キャッスル>のなかでも、そういうことは起きている。女性を性欲とストレスの捌け口として使っている「部屋」が存在していた。<キャッスル>によって有用な者だけが立ち入りを許されるのだが、多田はその部屋に入ることはできなかった。有用ではないと判断されているのだ、とそのとき理解した。あまりの情けなさに、涙がにじんだ。必要とされないことが、これほどまでに辛いとは思ったことがなかった。
 <キャッスル>が近づくにつれ、多田と女の子の距離は狭まっていた。心理的抵抗がすこしずつなくなってきていることに多田は気付いていた。一度「名前は?」ときいたが、女の子の口は閉ざされたままだった。「言いたくなければ無理する必要はないよ」と伝えたあと、女の子の表情がすこしだけ軽くなったように思えた。強制しないことで、心理的な距離も縮まっているように感じた。
 数分後には、女の子は多田とほぼ並んで歩いていた。もうすこしすれば、名前も教えてくれるだろう。多田は嬉しく思った。どこかで引っかけたのだろうか、彼女の着るチュニックの脇がわずかに破れている。そこからチラリと素肌が覗いている。わずかながらブラの一部も見えていた。
 多田はごくりと唾をのんだ。目の前にいる女の子が、女へと変わった。あの「部屋」のことが脳裡をよぎる。この世界ではまかり通るのだと思った。――あのような行為が。
 ほんとうに自分にその資格はないのか? いや、そんなことはないだろう。そもそも資格なんて必要なかった。彼らが勝手に言ってるだけで、おれがそれを守ることはないじゃないか。彼らがあの「部屋」におれを入れないというのなら、おれは別のところで、同じことをすればいい。自分だけの「部屋」をつくるのだ。
 多田は女の腕を掴み、言うことを聞くよう凄んだ。彼女は恐怖に顔を引き攣らせ、目には涙を滲ませている。知ったことじゃあない。多田は心の内で叫んだ。おれがこの女を救ってやるんだ、すこしの見返りがあってもいいじゃないか! 抵抗する女にむかって、多田の平手がとんだ。頬をうつ音が、瓦礫の町に響いた。女が悲鳴をあげる。「黙れ!」。今度は拳骨で殴った。多田は服の上から女の胸を揉んだ。チュニックの破れ目に指を這わせ、素肌をなぞる。それだけで勃起していた。これほどまでに力強く勃起したことはないのではないか。多田の身裡に万能感が湧きあがる。自分はこの女の主人なのだという支配欲求があふれてきた。欲求に従い、多田は女を脱がせた。その頃には女は抵抗をやめ、涙をあふれさせるばかりだった。露出した女性器に、多田は舌を這わせる。我慢できず、パンツを脱ぎ、屹立した自分のモノを女の秘部に挿入した。きつくて、うまく根本まで入らず、多田はじれったく思った。2分かけて完全に多田のモノは受け入れられた。女の中はあたたかった。
 久しぶりに女を抱いた。その快感に、多田は長く耐えられそうになかった。まだ数分も経ってないはずだ。だが2回目3回目があるじゃないかと思った。多田は、女の中に自分の精を放つことに決めた。気持ちよさで身震いし、快感が頂点へと高まっていく。もう果てる――そう思ったとき、多田の頭は宙を舞っていた。意識が途切れるまでのほんの一瞬 視界に映った女の顔は、わらっているように見えた。

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