みやび萬紅堂。
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DATE: 2012/01/20(金)   CATEGORY: 雑記
もうすこし時間があれば(1日24時間でなければという願望)。
日、久々に映画を観に行った気がするのだけれど、たった10日ぶりくらいだった。
そういえば1日には「タンタンの冒険」を観たんだった。その少し前には「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」も観ていた(GPはシリーズ中で一番面白いんじゃないでしょうか。ジェレミー・レナーの存在がまたいいですね)。
――ということで、「ニューイヤーズ・イブ」を観たのだけれど、これが思っていた以上に楽しめた。まず、こういうタイプの群像劇が好きで、さらに音楽が素晴らしく(サントラ欲しい!)、キャストも豪華となれば多少ストーリーがアレでも楽しめるのは間違いない。
大勢の登場人物の中でも、好きだったのはミシェル・ファイファー演じるイングリット。イタいキャラとして出ているんだけれど、それがまたキュートだったりする。ちなみにミシェル・ファイファー大好きなんだけれど、すぐには気付かなかった(見たことある顔だな、とは思ったのだが)。ミシェルも歳取ったなぁ・・・とポジティヴに思おうとしたのだけれど、あれ? でも、たった数年での変化にしては凄まじくないか? という気がしてならない(いや、演技が好きで彼女を好きなのでヴィジュアルはさほど気にしませんが・・・)。

ところどころの無理やり感はあるにしても(部分的にチープでもあった)、気楽に観て、あー楽しかったって思う分には全然アリな映画だと思います。
できれば新年迎える前に観たかったなー。それか恋人と観るとかね!

とにかくキャストの豪華感+音楽の存在は大きかった。
ハル・ベリー、ヒラリー・スワンク、ロバート・デ・ニーロ、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャー、etc...。あと大物歌手役でジョン・ボン・ジョヴィが出ていた。

ただ尺のわりにキャラクター多い気もしたけれど。
もっと絞ってもよかったのでは?感は否めない(ただし豪華感は減るが)。

こういうのは小説だとできない感じの楽しさ面白さだなぁって思いました。


012年1冊目に読み終えたのは西村寿行の「悪霊の棲む日々」でした。
実はこれ部屋に文庫が2冊あるんだよね。光文社文庫と徳間文庫で。せめてあとがきや解説が違っていてくれたら嬉しいんだけど、どっちにもそんなものがない。大体にして。わかりました、表紙を楽しみます。

2冊目は森村誠一の「棟居刑事の追跡」。
これは棟居刑事あまり追跡していなかった。というか登場回数があまりに少なくて、「田島あぐの追跡」でもいいくらいだった(読めばわかります)。でも、面白かった。ちなみに読んだのは中公文庫版。ハルキ文庫からも出ていますが、中公の方が表紙かっこいいです。

3冊目は松本清張の「潜在光景」。
久しぶりの清張なんだけれども、表題作が面白い。なんとなく主人公を緒形拳のイメージで読んでいた。映画化しているような気もするので(タイトルが違ったと思う。確証はない)、そのうち観てみよう。主演誰だろう。
表題作以外だと「植木鉢を買う女」と「雀一匹」が特に好みかも。特に「雀一匹」は清張作品では初めて読んだ時代物になった。「鬼畜」は映画の方が好きかな(基本的には忠実に再現されているけれど)。

4冊目。藤原伊織の「ひまわりの祝祭」。藤原伊織は「テロリストのパラソル」しか読んだことないのですが、あれは結構好きです。まぁ、煽るわりには主人公は極めて一般人に近いですけどね。日本が舞台じゃそんなものでしょうね。ただホットドッグの描写がとても好きです。――で、「ひまわりの祝祭」は前半が冗長でノってくるまで時間がかかった。ところどころ好きなシーンがあったけれど、まあまあってところかな。文章はシンプルかつ端整で、学ぶところがある。

5冊目。中井拓志「ワン・ドリーム~みんなでひとつの悪い夢~」。
角川ホラーではあるけれど、ホラーかどうかは微妙なところ。SFホラーってこういう感じなのだろうか、よくわからないのだが。内容は同著者の「アリス」に似ていて、だから比較してしまう。個人的には「アリス」の方が全体の完成度が高かっただけに、そのあとに似た設定で書いたものがイマイチなのは残念。それでも後半の畳み掛けるような展開はすごいと思う。ちなみに難解な用語、内容のオンパレードで半分以上は理解できていない。けれどアバウトな理解でもストーリーを楽しめるから不思議。

今のところ5冊まで。
そろそろ録画消化に全力を出さなければいけない気がするので、ペースは落ちそう。


MUKURO・煉獄篇の方は依然進んでいない。プロットも練っていない。
大まかな流れの漠然としたイメージはあるのだけれど、もうワンアイデアなにかプラスしたいなぁ、と思いつつ、あまり考えていない。ウーム。アレが登場することは決まっているんだけどなぁ。


降りましたね。
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DATE: 2012/01/12(木)   CATEGORY: 雑記
そういえば、今ってもう2012年なんですね。
◇仮面のヒーロー
録画していた「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」を観たのだけれど、ストーリーらしきものはほぼないに等しくて脚本の人はラクだなって思った(実際にどうかは知らないが)。
なので内容は雑なんだけれど、それでも仮面ライダーが勢揃いするだけでテンション上がってしまいますよね。特に昭和ライダーに興奮してしまう。

敵も地獄大使や死神博士、シャドウムーン(好きだから興奮した)など昭和ライダーの歴代幹部だし、出てこないかなーって半ば冗談で思っていたキングダークが本当に出てくるし(笑)、どちらかというと昭和ライダー世代の方が興奮するような設定という気がした。
GACKTが結城丈二を名乗ったときは、おおライダーマン!って思ったけれど、ヘルメット被らなかったね。出番ほんの少しで戦闘シーンなかったし。そこは残念。あと劇場公開時まだ放送前だったWがちらっと出てきて、ディケイドたちを苦戦させていたシャドウムーンを瞬殺して去っていくという(笑)

あとディエンドが盗んだギギの腕輪を最後に返して、アマゾンが「ディエンド、トモダチ」っていうところも、単にそれ言わせたかったがために盗ませただろ!と(笑)
制作側の自己満足と上の方の集客できればそれでいい感が全編にわたってすごく伝わってきた気がするんだけど、TV放送で観た分には楽しめたかな。


◆到達できるのか
今さら何言ってるのって感じではあるが、いまだに“小説”を書いている気がしなくて、いつになったら小説を書けるようになるのだろうという気分が数年は続いている。便宜上「小説」を呼ぶこともあるが、小説とするにはだいぶ抵抗がある。――せめて超えておきたいラインを超えれていない感じなのだ。物凄く面白いものとか、物凄く巧い文章だとかを望んでいるわけではなく(できればそうなりたいものだが)、書いたものが小説だと納得できるような一定のラインは超えておきたい、と。
これはストーリー的問題ではなく、文章的な問題で。個人的な考えとしては、小説で重要なものはストーリーより文章の部分で、テキストがいまいちだといくら物語が面白いものでも読んでいて盛り上がらない。実際、内容(ストーリー)とは関係なく、文章が読みにくくて(もちろん個人の合う合わないは存在している)、途中で心折れそうなものもある。

それに最初の頃と違って、今は文章で遊ぶことの方が好きだったりする。

・・・にも関わらず、文章が一向に上達しない。もう絶望的なまでに文才がないのか知らないが、全然上手くならない。地道に使う語彙や表現が増えていたりするのだけれど(※そのはずである)、それと文章の上手さは別物だと思う。もっといえば“小説の文章力”が絶望的なまでに、成長しない。いつまでも最低限はこのあたりと思うラインに到達できず、書いていて嫌になる。
自分の小説の文章力のなさを感じつつも、書き続けてればそのうち書けるようになってくるかとは思ってきたが(だから下手とわかっても書いてきた)、絶望的な成長性がそれはもう絶望的な気分にさせてくれて、ほんとにもう絶望的だったりする。

上手くなりかたがわからないのは、もう完全に才能がないということだろうか。平均より下なのかもしれない、と定期的に思って、定期的に落ち込んだりする。
なのに友人が戯れで書いた小説の添削はサクッとできてしまうのだから、文章的な想像力の欠如だろうか。表現を直すとかそういうのは案外やれてしまうのに、一から書くとなると上手くいかない。

ああ、練習法とかあるのだろうか。。

以前、どこかでデビュー前にまずひたすら小説を写して書いたという作家がいたけれど、それだけはちょっとやる気が起きなかったりするのです(このあたりが情熱足りなくてダメなんだろうな、とは思っている)。

そして煉獄篇には全然手をつけられていない。

ほんと才能なくて落ち込むね。
定期的にこうして、書く意味あるのか? と自分に問いかけ、やる気を失くしてます。
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DATE: 2012/01/10(火)   CATEGORY: MUKURO・煉獄篇
MUKURO・煉獄篇-35 (魔界胎動/淫獣の館ⅩⅤ)
 ヒュッ――
 風切り音が耳に届いた。宗二郎が見上げると、庄司の眼から何かが生えていた。
 ヒュッ――
 また音して、庄司の貌に生えているものが二本に増える。
 それは矢だった。
「大丈夫か!?」
 見知らぬ二人の男の姿が宗二郎の視界に入った。――誰だ?
 しかし宗二郎にとって二人が誰かということはさほど問題ではない。いま彼の内部(なか)で渦巻いているのは憤怒の黒い炎だった。冴子を殺された怒りが炎(ほむら)となって烈しく燃え盛っている。
 ――殺してやる! テメェらすべて鏖(みなごろし)だ!
 己が躰まで焼き尽くさんとするほどの業火が暴れまわり、宗二郎の躰から噴き荒れた。放たれた炎が獲物を求める! 喰らってやる! 喰らって焼き尽くしてやる! 憤怒と憎悪から生まれた復讐の黒き炎の龍が、化け物となった庄司をいざ喰らわんと見定めた。
 気付いたときには動いていた。
 獣に似た俊敏さで間合いを詰め、宗二郎は庄司の懐に潜り込む。拳に力が籠もった。渾身の力を込めて、斧を振り上げた。――庄司の首が宙を舞った。
 さらに袈裟懸けに振り下ろす。
 庄司だったモノが、二つになって崩れ落ちた。
 ヒュッ――
 矢が宗二郎の横を駆け抜け、異形の黒い騎士に向かう。が、騎士の硬い鎧の肌に矢は弾かれた。
 宗二郎が斧を振りかぶり、騎士に飛びかかった。
 斧の刃でも、騎士の躰には傷をつけられない。
 黒い騎士は沈黙していた。まるで宗二郎など見えていないかのように。人間(ヒト)の脅威など、虫にも劣るとでもいうかのように。
 あるいは、
 黒い騎士には感情などないのかもしれない。それは機械と似ていた。命令がなければ動かぬ機械人形。見るものにそのようなイメージを抱かせる。
 宗二郎の渾身の一振りで、斧の刃に亀裂がはしった。
 さらに一振り。
 亀裂は拡まり、斧が砕けた。
「やめろ!」
 男が飛びかかり、宗二郎の躰を押さえ込む。
「今のうちに逃げるんだよ!」
 異形の騎士は微動だにもせず、ただそれを眺めていた。

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DATE: 2012/01/08(日)   CATEGORY: MUKURO・煉獄篇
MUKURO・煉獄篇-34 (魔界胎動/淫獣の館ⅩⅣ)
 黒いものが深々と冴子の背に突き刺さっていた。
 始めはそれが何なのかわからなかった。
 それは尾であり、針であった。
 まるで黒い騎士のような新たな化け物の、蠍を思わせる巨大な針の尾が冴子の躰を貫いていた。明らかに死に至るであろう大きな傷が、宗二郎の眼(まなこ)に映った。
 すべてが崩れ落ちてゆく――
 そんな感覚に襲われ、全身の力が抜けていくように感じた。
 冴子の躰が床に倒れた。
 悲しみが、
 絶望が、
 宗二郎の全身を駆け巡った。
 自分が護ると誓ったばかりなのに、護ってやれなかった――
 深い悔恨が、宗二郎の心を蝕む。
 パンドラが開けた禁断の匣から四方八方に飛び去った禍(わざわい)が、すべて降りかかり、絶望という大海の奥底に沈められたような気分だった。
 死にゆく冴子の表情(かお)が、ふっと笑みをこぼした。
 宗二郎はハッとした。死の間際になって、冴子が正気を取り戻したかのように思えた。それまで死んでいた瞳が、今は弱々しくも生の光を放っている。
 宗二郎は手に力を込めて、斧を振り回した。庄司の口から生えた触手が宙を舞う。庄司がひるんだ隙に、冴子に駆け寄り躰を抱き寄せた。
 冴子は何かを言おうとしているようだったが、彼女にはもう言葉を口にするほどの力は残されていない。
 最後の力を振り絞って、冴子が宗二郎に口づけした。
 突然のことで宗二郎は戸惑ったが、気付けば冴子は腕の中で息絶えていた。
 宗二郎の頬を涙が伝う。
 彼は斧を手に、立ち上がった。

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DATE: 2012/01/06(金)   CATEGORY: MUKURO・煉獄篇
MUKURO・煉獄篇-33 (魔界胎動/淫獣の館ⅩⅢ)
 虚脱状態の冴子を連れて宗二郎は出口へと向かった。途中で、売り場にあった衣類をてきとうに見繕って冴子に着せた。その間、まるで着せ替え人形のように、冴子には反応がなかった。その様相(すがた)は魂がどこかへいってしまった、人のかたちをした脱け殻だった。
 そんな冴子の手を、宗二郎はぎゅっと握り締めた。初めての感情が宗二郎の中に湧き上がっていた。今まで他人(ひと)と距離を置いてきた宗二郎は、本当の意味で誰かを愛したことはなかったが、ここにきて初めて慈しみの念が、心に芽生えた。護ってやりたい。心の底からそう思った。
「もう誰にもお前を傷つけさせない。――何者からも、絶対に俺が護ってみせる」
 湧き上がってきた気持ちを素直に口に出してみた。心を喪ってしまった冴子に反応はない。それでも宗二郎の気持ちは変わらなかった。たとえ時間がかかるとしても、冴子が元に戻るまで待つつもりだった。それまでは自分が護ってみせると自身に誓った。
 モールには、あと四人の男が残っているはずだった。廣石と稲毛は死に、丸山の死体も目にした。東條はおそらくもういないだろう。庄司は、降ってきた瓦礫に潰され、動けそうになかった。そうなれば、残るは多田と佐俣、そして梅崎の三人だけになる。
 もしこの先現れるとすれば、この三人だ。
 この中で梅崎は明らかに敵であった。誰よりも先に冴子を襲い、この混沌を生み出した張本人でもある。残る二人が敵か味方かはわからない。だが、敵だとすれば容赦なく殺す。その心積もりであった。宗二郎にはもう人を殺すという覚悟が出来ていた。生きるために、殺す。宗二郎は、その単純なルールを今では理解している。
 そのとき、目の前に誰かが現れ、二人の前に立ち塞がった。
 身動きの取れぬはずの庄司克利の姿がそこにあった。
 宗二郎は驚いた。庄司が目の前に現れたことだけではない。庄司の姿が、もはや人のものではなくなっていたのである。下半身は獣のように濃い体毛でびっしり覆われている。よく発達した太い脚だった。元々筋肉質な男だったが、別人の躰つきに変わっていた。目の前にいるのは、先刻までの庄司ではない。
 庄司の口がぐわっと開き、そこから白く太い触手が三本、うねうねと這い出てきたのが見えた。
 ――化け物に憑かれたか!
 宗二郎は、冴子の手を引いて逆側に走った。真っ向から立ち向かえる相手ではないという判断からの逃走だった。
 しかし、二人の前に立ち塞がる影があった。その影は梅崎 博であった。血走らせた両の眼(まなこ)を吊り上がらせ、鬼の形相で宗二郎と冴子を睨みつけている。露出した下半身がグロテスクに怒張していた。
 正気を失い、魔に精神を乗っ取られた男の姿がそこにあった。
 宗二郎は、手に持つ斧を強く握り締め、身構えた。梅崎が襲ってきたら、渾身の一撃を喰らわせるつもりだった。
 だが――、
 宗二郎が斧を振りかざしもしないというのに、梅崎の首が宙に飛んだ。
 何が起きたのか把握させまいとするように、背後には化け物となった庄司が迫ってきていた。まるで吸盤のない烏賊(いか)の脚のような白い触手が、冴子の腕に絡みつく。宗二郎は斧を振るった。触手が切断されるも、次なる触手が襲いかかった。
 シュンッ――
 何か風を切る音が、宗二郎の耳元をかすめていった。
 血が、舞った。


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