みやび萬紅堂。
いらっしゃいませ。コメントはお気軽に。
DATE: 2009/05/27(水)   CATEGORY: 短篇小説
TIME(7)
 ある大学の構内に智生はいた。来るのは初めてだが、彼はそこを知っていた。かつて父が通っていたところだ。
 もう何度目かになる突然のタイムトリップに、智生は慣れ始めていた。徐々に順応している。今は何年前なのだろうか。そんなことを考えていた。
 雨が降り始めた。さきほどから怪しい雲行きではあると思っていたが、まさかこんなに早く降ってくるとは。傘を持っていない智生にとっては困った状況になってしまった。とりあえず建物の中に入ってしまおうか。
「あ、すみません」
 どこに入ろうかと建物を見回していたところ智生に衝撃が襲い、彼は地面に倒れた。見上げるとひとりの女性と目が合って、思わず声が出た。「…あ」
 見覚えのある女性だった。以前にタイムトリップしたときに出会った、自分のことを知っていると言った女性だった。残念ながら名前を聞きそびれていたが間違いない。つまりはそういうことだったのか。現在(いま)は――あのときの過去にあたるのか。
「いいえ。そちらこそ大丈夫ですか?」
「ええ。――あ、服が汚れちゃってる」
 彼女の視線を追うと、確かに自分の服は若干汚れていた。しかし気になる程度ではないし、何も問題なく思える。
「ごめんなさい。私ったら――、急に降りだしてきたから焦っちゃって」
「大丈夫ですよ。この程度なら気にならないし。俺もぼーっとしてたんです」
「何かお詫びをしなきゃ」彼女は智生も傘を持っていないことを確認して言った。「とりあえず雨宿りしません? すぐそこに知ってるお店があるんです」

 喫茶・木天蓼はシンプルな店だった。昔ながらの喫茶店という雰囲気だ。――実際にその昔に来ているので当たり前といったら当たり前になるが。
 大学が近いこともあって店内は学生が多かった。席に着くと二人ともブレンドコーヒーを頼んだ。
「ここのコーヒーは美味しいのよ」
 彼女は笑顔で言った。それを見て、そういえばよく笑う子だったと智生は思い出す。
「さっきはごめんなさい。本当に申し訳ないわ」
「お構いなく。何にも問題ないです」
「そう? でもここは私に払わせてもらいますからね」お互いに笑った。「了解」
「私は藤阪っていうの。藤阪今日子。――あなたの名前は?」
 ……フジサカ キョウコ? まさか――智生の脳裏に嫌な予感が迸(ほとばし)る。
 聞き覚えのある名前だった。いや、聞き覚えどころではない。もし、本当に目の前にいるのが本人だったとして、自分はどうすればいいのだろう――? 顔は、似ている。
「どうしたの?」
「……ああ、いや、別に」
「大丈夫? 何か急に顔色悪くなったけど」
「本当に大丈夫」
「そう、ならいいけど」気のよさそうなマスターが二人分のコーヒーを持ってきた。「本当に美味しいのよ。飲んでみて」
 藤阪今日子がカップに口をつけたので、智生もそれに倣うようにしてカップに口をつけた。内心それどころではなくて、味などわからなかった。
「どう?」
 今のどを通った液体がコーヒーかどうかも判断できない。「ああ、美味しいよ」
「よかった」藤阪今日子がにっこりと笑った。とても魅力的だ。「それで?」
「……何だっけ?」
とぼけちゃって、と彼女が笑う。「名前よ」
「ああ。永原、永原智生」
「永原君かー」
 そこからの会話は覚えていない。突然店内の声が、言葉が反響して聞こえ、何も聞きとることができなかった。頭の中がぐるぐると回転しているかのようだ。耳に入るすべての音が過剰にリフレクションを繰り返し、ノイズとしてしか認識できず、途中から智生は気持ち悪くなりトイレに立った。
「どうなってるんだ……」
 首筋がゾクゾクして、視覚に入る光の調節ができなくなったかのようにあたりが眩しくなった。と、思えば元に戻り、再び眩しくなり、それが交互に繰り返される。まるで真夜中に部屋の明かりを瞬時に点け消しするそれに近いものがあった。
「また、移動するのか…」
 智生は使える力を振り絞って、藤阪今日子の待つテーブルに戻った。
「ごめん。もう行かなくちゃ」
 それだけ言った。
「どうかしたの?」
「どうかしたの?「どうかしたの?「どうかしたの?「どうかしたの?」どうかしたの?」どうかしたの?」どうかしたの?」藤阪今日子の声が頭の中で反響する。
「どうしても行かなくちゃならないんだ。あの、今回は素直に奢ってもらうことにするよ。あとはお願いするから。じゃあ―…」
 ふらつく足取りで店を出た。チラリと藤阪今日子の姿が見える。彼女は困惑しているようだ。席を立とうとしていて、もしかしたら追ってくるかもしれない。智生は足を速めた。まだ雨は降っている。
 そして、ホワイトアウト――。

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DATE: 2009/05/24(日)   CATEGORY: 雑記
日々のこと。
5月13日
・昨日は凄く疲れて、気がついたらソファで寝ていた。目が覚めたのは午前4時。
・シャワーを浴びてから豆腐を食べた。美味しいヘルシー小腹が空いたときに最適。さっぱりしたものが食べたかった。
・再び寝る。
・7時に再度目が覚めるも、物凄い虚脱感に襲われる。授業放棄してまた寝る。
・食欲がないもカレーを食べる。
・午後から学校へ。
・この時期は着る服に困る。気温があっても曇りだと肌寒いときがあるし、日が出てなくても湿度が高いと暑く感じたりする。他の人はどうやって服装をセレクトしているのだろうか?
・帰宅後、熟睡。無駄に疲れた。
・小学校来の親友と会う予定だったが、相手が風邪を引いたらしくキャンセル。どうもインフルエンザではないかと心配しているらしい。一人暮らしで体調崩したときの辛さはわかるし、どうにかしてやりたいがそこまで近くはなくて、それにインフルエンザだったら移されたらそれはそれで困る。自分の生活を見てみると免疫が低下していそう。
・サラダに使おうかと思って買ったスモークサーモンをそのまま食べる。今日は買い物に行かなかったから明日のサラダに残そうと思うも完食。美味しかった。魚食べたかったこの頃。
・完璧な人間なんていない。

5月14日
・全然眠れなくて読書。1冊読み終わるも眠気はなく、気付けば5時になっていた。今思えば薬飲んでおけばよかった。
・朝起きれず、午前の授業出れず。今週はダメだな。しっかりしないと。
・最近は驚くほどにDragon Ash。気付くと頭の中では「運命共同体」が流れている。
・たまにBACK DROP BOMB。
・帰ってからまたも熟睡。
・起きてから少し悩んで、買い物に行った。夜に出歩くことないんだけど、寒ッッ!!

5月15日
・全然眠れず、意識が冴え渡る感じ。ヤバイ。これは、全く眠れる気配がしない。また1冊読んでしまった。
・朝方DOWN。このままだと単位落とすな…。帰ってから寝ちゃうのがいけないのだろうか。でも、あれは寝ようとしてるんじゃなく、寝ちゃってるんだよなぁ。
・最近エロい夢見ること多い。やはりティーンエイジャ~。
・チャットモンチーが沁みる。
・読書が捗った。

5月16日
・Base Ball Bearのライヴに行く。
・ゲストはチャットモンチー。
・やっぱBase Ball BearのMCは面白い。流れるような運びで、絶妙。エンターテイメント性が高くて、ライヴ行く価値があるね。もちろん曲も良い。
・結構盛り上がった。アンコールは2回も。
・ライヴのあとに、カラオケに行く。I am タフガイ。

5月17日
・午前5時、カラオケ終了。
・疲れ果て、熟睡。
・昼頃に起床、ブックオフやら何やらに出掛ける。
・極限的な疲労感、襲来。
・荷台から物を降ろそうとしたら、引っかかってた物が一緒に落下。隣の人に激突。アウチ!
・一度ライヴに行くと、続けて行きたくなる。距離とお金が許すのならば、近いうちにライヴ行きたい。

5月18日
・何かダメダメな日。

5月19日
・「just A moment」を聴いていて、何か重厚感みたいなものが加わったな、と思った凛として時雨。
・先日、タワレコで凛として時雨が1位取っていて驚いた。好き嫌いが分かれるバンドだと思っていたから、まさかそこまで受け入れられるとは思ってもいなかった。すげえな。
・今日ラスアラのライヴだったんだよなぁ。行きたかった。
・空が綺麗だった。不思議な雲だ。

5月20日
・ゴスペル・コンサート。何だかイメージと違ってガッカリ。
・ブドウ糖を買って食べてみた。集中力が増す!とか疲れが回復!とかを期待していたのだけれど、あまりよくわからなかった。疲労感はあったし、眠かった。…高かったのに。
・急遽、友達と会うことになった。あまりに急遽だった為、あまり乗り気ではなかったけれど、それでも会ってみるとそれなりに盛り上がるものだ。友人って大切だね。…しかし東京は疲れる。人が多いのは苦手だ。
・ホストの誘いがあった。友人とふたりで「興味ない」って答えたら「わかりました。豚インフルエンザ気をつけてください~」と言って去っていった。おそらく友人がインフルエンザ予防にマスクをしていたからだと思われる(その防インフルエンザ率はどのくらいなんだろう?)が、「豚インフルエンザ」って言葉が気になった。もう世間では「新型インフルエンザ」の方が一般的呼称のような気がした。
・読んでいた小説に“ブタ”が扱われる話があって、それを連想した。
・授業で「生体移植」やら何やらの話が出てきた。それも“ブタ”の話と被って、連想した。
・そういえば、初デニーズ。
・自宅に着いたのは23時30分。明日の朝が心配だ。

5月21日
・学校行って、時間空いたから帰ってきたら冷蔵庫が大惨事になっていた。醤油が漏れていた。
・TVつけたらニュースでマスク争奪戦が凄いことになっていた。マスクってそんな予防効果あるんだろうか? そもそもウィルスなんて微小なものがマスクで防げるの? しないよりは若干は効果あるかもしれないが、あまり変わらないように思える。防塵マスクとか、塵ですら専用マスクじゃないと防げないのに、もっと細かいウィルスが防げるの? 一般で売ってるマスクって、基本的に咳などによるウィルスの飛散を防ぐものじゃないのだろうか。あれは唾などを通さないようにするわけだし、外からのウィルスを防ぐには専用のマスクが必要なのではないだろうか。どれでもいい、みたいなのはちょっと安直過ぎるというか何というか。まあ、気休めなら好きにすればいいが。

5月22日
・『レディ・イン・ザ・ウォーター』を観た。一部よくわかんなかったのは最初よく観てなかったところがあるからか? 静かなファンタジーって感じだった。同じM・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』にも出てた女優? 似てるなぁ、と思って調べてみたらやっぱり同じだった。ブライス・ダラス・ハワード。名前は覚えられそうにないけれど、顔はインプットされた(顔を覚えるのは得意らしく、脇役も「あ、アレに出てた人」的なことが多々。ちょい役過ぎると名前わかんなくて嫌なんだよな、同じか確かめられん)。
・「裁判員」が「サイバー・イン」と聞こえて、つい顔を上げたら「裁判員」でガッカリ。何かとってもSFな香りがしたのに。サイバーパンクな香りがしたのに。てゆーか、もっといえばウィリアム・ギブソンを連想したのに。…ウィリアム・ギブソン、どこ探しても売ってないし、誰か譲って欲しい。
・そういえば、僕の彼女は僕の言う「チャンネル」という言葉が夙川アトム風「チャンネエ」に聞こえるらしい。僕はそんなこと言っていない。僕は。
・「探偵の掟」を観たら、いやいや警備員さんそれはもっと早く気付こうよてかダメだよ寝てちゃって一瞬でそうじゃないってわかるじゃねえかよつーか今回はまんじゅうですかまんじゅう、な始まりだった。
・最近夜が眠れない。

5月23日
・暑い。
・「マックスQ」を観た。ちょっと感動。宇宙服が破れたとこはドキドキだったぜ。
・生活にメリハリが欲しい。バイトでもやろうかな。暇過ぎるのがいけないのかも。
・たまねぎがまるで宇宙生命体に進化していた。異形。

5月24日
・礼拝に行こうかと思っていたが、天気がイマイチなので断念。
・「ワンス&フォーエバー」を観た。戦争ドラマ。ベトナム戦争初期を描いた作品。ムーア中佐の奥さんが、戦死した兵士の家族に死を伝えに回るシーンは泣いた。他にも泣きそうになるところがいくつかあった。

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DATE: 2009/05/24(日)   CATEGORY: 雑記
読書のこと。
たまには読んだ本のことを書いてみようと思う。


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DATE: 2009/05/12(火)   CATEGORY: 雑記
希望欠乏、死亡に至らない程度に絶望。
ぬははははははははははははは!!
今日も箇条書きDA・ZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!! URRRRYYYY!!!!

・火曜と金曜は憂鬱DAY。だって苦手な先生の授業があるんですもの。前日の夜の当日いっぱいずっと憂鬱になってしまうほど苦手な先生なんですもの。嗚呼、接し方がわからない。否、接したくない。UWAAAAAAAA!! 人間関係が不得意な俺には地獄DiiiiiiiiiiiiiiiiiE。拷問だいっ。
・翼が欲しい。ああー わたしのー ねーがーいーごとがー。
・睡眠導入剤が欲しい。もうすぐ切れそう涙そうそう。
・来週にも世界が滅びるらしいよ、って言われたら若干楽になれそう。
・日曜礼拝に行かなきゃいけないことを思い出した。RE・I・HA・I!!
・検討した結果、どうしても時計が要る。しかしNO MONEY、親には頼みにくい理由がッ! SO、あのことも言わなきゃならなくなるじゃないかー!!←あのことって? フフフ、秘密さ。事が解決するまではな。
・忌野清志郎さんの曲がよく流れているせいで、CD借りたくなっている。
・うわっ、愚痴しか書いていない!!
・それ以外に、話題がないことに気付く。
・HDDの録画リストに「CASSHERN(前篇)」ってあるのだが、後編が録られていない。処遇に困っている。
・よくわからないけれど現在変なテンションだということはよくわかっている。
・たぶん今“悩みリスト”なるものを作るとしたら、確実に十項目はありそうなのだけれど、上位3つらへんの悩みが、特に俺を精神を擦り減らす。UGAAAAAAAAAAAAAAA!!!!
・これが飲まずにやっていられるか、と思ってしまう毎日。
・焼き鳥が食べたい。
・山に行きたい。
・自転車が欲しいような、7なーな。でも、あったところでどこにも行かへん。学校くらいか。
・先月はここまでじゃなかったのに、と思う。やはりこれが五月病なのか。そうなのか。
・俺なんて、肉体にアダマンチウムを埋め込まれてしまえばいい。それに耐えられる肉体が欲しい。
・デジャヴだと思ったデジャヴが起きた。「あれ? 前にもこれ…。つかーかそのときもデジャヴだと思ったような」的な。予知能力が身に付いたのだとしても知るだけで変えられないのなら必要ないぜ。
・世の中の人、みんなすげえよ。
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DATE: 2009/05/12(火)   CATEGORY: 短篇小説
TIME(6)
 アパートの部屋のドアを開けたらそこは見知らぬ家だった。
 古い造りの家で、奥の方から人の気配がする。誰だろうか?
「ねえ、お母さん」幼い声だった。
「なあに」
「ボク、弟か妹が欲しい」
 覗いてみると、そこには男の子とその母親と思われる二人がいた。
 母親の表情は、どうしてだろうか少し曇って見える。
「そうかぁ。それはお父さんと相談してみないとね」
 男の子は「お父さんにちゃんと頼んでね」と嬉しそうに言った。見たことのあるような気のする顔だった。

 不意に、時間が飛んだ。

 この家の主が帰ってきたようだ。バレないようにと男の子の父親の顔を覗き見る。
 それは、祖父だった。
 ――これも夢か?
 帰ってきたのが祖父だとすると、じゃあ…。
「ただいま、雄一郎」
 やはり父の名前だ。だとするとここは父が育った家? それも父がまだ幼い頃の。
 混乱してきた。夢なのか? とりあえず、誰にもバレないように身を隠しながら様子を窺う。しばらくすると男の子――父、雄一郎だ――が寝た。
「雄一郎がね、弟か妹が欲しいって言ってたの」
「…そうか」
「やっぱりひとりじゃ寂しいのかしら。本当に申し訳ないわ」
「登喜子、仕方ないじゃないか。いつか雄一郎だってわかってくれるさ」
「でも…、もし私が――」
 その言葉を最後まで聞き終える前に、ひどく眩暈がした。よろついてしまい、壁にぶつかった。
 やばい、――そう思ったときにはもう遅かった。
「誰だ!!」
 祖父、幾雄が叫んだ。
 智生は慌てて玄関に向かった。
 玄関を抜けると、また景色は変わっていた。

***

 智生は幼い頃に父親から聞いた話を思い出していた。
「お父さんが小さい頃に、家に泥棒が入ってな。そのときお父さんは寝てたんだけど、おじいちゃんが気付いて退治してくれたんだ。そのときは運良くおじいちゃんが気が付いてくれたからよかったけど、だからちゃんと戸締りはしないとダメだぞ」
 ――その泥棒って、もしかして俺か?
 やっと自分に起こっている事態を理解し始めた智生は、昔の記憶を甦らせながら思った。
 ――俺は過去に行ってきたのか?
 智生の身に起きているのは、まさしくタイムスリップそのものだった。過去に移動して、過去を見てきた。もしそうだとすれば、何となく納得できる。
 どうしてこんなことになっているのかわからない。それに、自分の意思に関係なく起こっているらしいのがどうにも面倒だ。こうして次々と場面が切り替わられては堪ったものではなかった。
 今いるのは、智生のアパートの部屋だった。
 実はついさっきまで美和がここにいた。なぜか自分は押入れの中にいて、タイミングがわからず、出ることが出来なかったのだが、美和は1枚のメモを残して部屋を出ていった。
 メモにはひとこと、『さよなら』とだけ書かれている。
 今追えば、美和がどうして俺の前からいなくなったのかがわかるかもしれない。でも、それも怖かった。結局、何も出来ないまま時間だけが過ぎる。
 智生は、ささやくような声で呟いた。
「美和、どうしていなくなった?」

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DATE: 2009/05/11(月)   CATEGORY: 雑記
苦情な日常、過剰に箇条。
今日も過剰に箇条書き。

・かなりガッカリ、というか焦りと絶望。まるでパンドラの箱を開けてしまったような、心底、とてつもなく落ち込むようなことが。嗚呼、どうすればいいんだ…。
・ある授業では毎週漢字のテストを実施しているのだけれども、今週はそれがないと聞いていたはずが、それは来週だった。3問わからず。この時間はとても苛々していた。
・日本思想概説、とても集中力に欠けていた。例のことを一日中引きずる。そして中盤は熟睡。
・おお、神よ、と嘆いてみる。これは試練なのですか!? 別に主たる神とか信仰していないのでカタチだけ。
・ギリシャ行きたい。
・もし今何か教室に通うとしたら、絵画教室。絵心を得たい。
・埼玉は暑いです。地元はどうも(こっちと比べると)涼しいっぽくて、羨ましいです。
・休日が待ち遠しい。
・とても憂鬱。明日のことを考えるとさらに憂鬱。
・これでも今日からは気持ちを切り替えて頑張ろう!とか思ってたんだぜ。
・神社。嗚呼、神社に行きたい。あそこは確実にマイナスイオンが発生している。個人的癒されスポットなのだ。おお、神社よ、どこにあるのだ。
・カーテン欲しい。実はずっとカーテンのない生活を送っている。ははは。何か朝4時過ぎにはほんわか明るくなってきてんだよ。俺明るいのダメなんだよ。部屋は暗いのが好きなんだよ。アイ・ラヴ・夜。
・眠気覚ましに飲んだコーヒーが激マズ。おい、伊○園! 俺はコーヒーは甘いとダメなんだよ。糖類0って書いてたから買ったのに飲んだら「何、この味!?」ってなったよ。裏の表記見てみたら「水あめ、甘味料(アルファムK、スクラロース)」って書いてある!! いや、自動販売機だと正面しか見えねえんだよ! 何が「糖類0で、すっきりとした甘さとキレのある後味が特徴です」だぁぁぁぁぁ!? それも裏に書きやがって! せめて「甘味料使用」とか書けやあああ! 正面に! 自動販売機のサンプルでわかるように!! 「ブラック」って明記してないのは糖類0でも甘い可能性があると学びましたよ。つーか、水あめって糖類ではないのか!! よくわからん!(注:別に俺が甘いのダメなだけで、実際の美味しさは個人によって異なります。たぶん。)
・ただマズさによって目覚ましにはなった。というか一瞬、目が見開いた。
・ストレスを感じないのは無理だとして、どうにかして発散しなければならないと思う。嗚呼、とても友達が恋しい。地元に帰りたい。このままだと禿げるな。それは嫌だな。禿げるかどうかは知らぬが何らかのカタチでストレスが心身に害をなすな。それは避けたい。
・ストレス発散に真・三國無双5をやるも行き詰ってストレス。うがー。
・マリオやりたい。ギブ・ミー・スーファミ。
・時計欲しい。腕時計。つーか部屋に時計ないんだよな。とっさに時間わかんねえんだよな。
・ルァァアアア!!
・今日は苛々が極限に達して、一時は暴れそうになった。とても子供的だが、どうしてもストレスのやり場がわからない。暴れるのは寸前のところで、妄想で済ませたけれど。
・心身の健康のため、何か体を動かすようなことをしたい。運動不足だと感じるし、ストレスの発散にもとても良いことはわかっているのだ。ただ最近体が硬いんだよな。何をするにも柔軟性って大切だよね。だからといってストレッチは苦手。時間かけて、ゆる~いことやるのが性に合わないんだぜ。
・無性に苺が食べたい。
・山に籠りたい。
・フハハハハハハハ!!!!


人間、生きてるだけで疲れるよね。
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DATE: 2009/05/10(日)   CATEGORY: 雑記
蜀が天下を制したこととか。
昨夜、最も嬉しかったこと。




三国統一ゥゥゥウウ!!!! (VOICE by 若本則夫さん 希望)




真・三國無双5で初めてクリアした。
人間何でも“初”ってのは嬉しいわけで。久し振りのゲームで苦戦してた分なお嬉しいわけで。

関羽、よく頑張った!!
俺、無双っていうと他に2しか持ってないんだけど、いや4もやったことはあるんだけど、まァ それはいいとして、関羽が好きなのです。もちろん人物としても好きなわけですが、個人的には使いやすい。俺は攻撃力高くて、攻撃範囲が広いようなキャラが好きなので。大勢の敵兵に囲まれても、突破できるような、そんなキャラが先祖代々好きです。←意味わからん。先祖?

次は周瑜でって思ったら、武器何ですか!?
いつの間に棒術で闘うようになったんですか!? 古錠刀は!? (伸びない)如意棒にしか見えない!!←ただの棒です。
マジですか周瑜さん。

てことで次は夏候惇で。
でも夏候惇も金棒? つ、、使いにくい!! しかし進めてみるも、第2ステージ何これ!!? りょ、呂布ですか?! 呂布を倒さないといけないんですか!!? …呂布にやられる。それでも根気よく頑張って、どうにか倒した。

しかし次の官渡で文醜に倒された。

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DATE: 2009/05/09(土)   CATEGORY: 雑記
今日のこと。
何となく、箇条書きで。

・今日は少し遠出を計画していたけれど、断念。心が折れた。
・午前4時頃には外が明るくなってきていて、憂鬱。俺は暗い方が好き。
・真・三國無双5にハマる。
・蒼天航路(アニメ)にハマる。曹操カッコイイ。
・何か暑い。

明日はどうするか、悩む。
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DATE: 2009/05/08(金)   CATEGORY: 短篇小説
TIME(5)
 夢を見た。祖父と会う夢だった。
 智生は知らない場所にいて、目の前には初老の男が一人立っていた。
「わしが幾雄だよ」
 男はそう言った。
「やあ、じいちゃん」
 一度も会ったことはない、それでも智生は自分の祖父を知っているようだ。
 確かに、写真を何度か見たことはある。優しい面持ちをした、人だった。
「お前は父さんのことが嫌いか?」
 父さんとは、きっと雄一郎のことだろう。
「ああ。あいつがしっかりしてなかったせいで、母さんは出て行った。何があったか知らないが、親父が愛想を尽かされなかったら俺はもっと普通の人生を送っていたと思う」
「普通ってどんなかな?」幾雄は笑っているようだった。「彼女に愛想を尽かされない人生かの?」
「俺は、愛想を尽かされるようなことはしてない」智生の声に怒気が籠もる。「俺は帰ったら一人だった。帰りを迎えてくれる人もいなくて、飯時には自分で料理しなきゃならなかった。学校であったことを話す人もいなくて、父兄参観のときには誰も来てくれなかった。運動会のときなんかも親父は来ないことが多かったし、いつも独りだった」
「そうじゃな。確かにお前は母親がいなくて寂しい思いをたくさんしたのう。わしが生きていたらもう少し変えられたかもしれん」
 言っている意味がわからなかった。
「じいちゃんが生きてたって、何も変わらなかったよ」自然と溜め息が出た。「まあ、ばあちゃんの相手くらいはして欲しかったけど」
 智生は、父親同様に祖母にもあまり良い印象を抱いていない。祖母は何かしらと母親の悪口を言う人だった。雄一郎はどうしてあんな人と結婚したのかしら。もっとしっかりした母親だったら、こうやって智生ちゃんが苦労することもなかったのにねぇ。同じようなことを何度も何度も聞かされた。智生は、母親の悪口を言う祖母がどうしても好きになれなかった。そんなことを思い出す。
「そうだなあ。あれはお前の母親のことをあまり好くは思っていなかったようだ」申し訳なさそうな、哀しい顔をしている。「今日子さんには悪いことをした」
 久し振りに聞く、母の名。もう、何十年振りだろうか。
「ばあちゃんは何で、あんなに母さんのことを嫌ってたのかな?」
「それは、いずれわかる」幾雄は優しい笑顔を見せた。「お前の顔を見ることが出来てよかった。でも、とても疲れた顔をしている。少し、休んだらどうだ?」
 智生は言われるがままにベッドに横たわると、急に眠気が襲ってきた。
「元気でな」
 幾雄が微笑んでいるのが見えた。もう目を開けていられなくなって、智生はまぶたを下ろす。
気付けば、祖父の気配はなくなっていた。


 ***


 変な夢だな、と思った。
 智生は祖父のことを知らない。だけど生前の祖父は、ああいう人だった気がする。きっと、優しく笑う人だっただろう。写真の祖父もそのように笑っていたのではなかっただろうか。
 時計の針は昼過ぎを示していた。
 仕事は休みだった。正確には「休め」と社長に言われている。お前は少し頑張り過ぎてたからな、とも。少人数の小さな出版社だから一人の欠員も大きいはずなのだが、智生はその言葉にしたがった。それくらい、疲れてもいた。
 今日はどうしよう。とりあえず外に出てみようか。久し振りにそこらをぶらつくのも悪くない。
 智生は着替えて、ナイキのスニーカーを履き、ドアを開けた。

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DATE: 2009/05/07(木)   CATEGORY: 短篇小説
天使、あるいは地獄。そして自殺未遂の記録
 空を見上げるとそこには天使がいた。
 白い翼で、舞い降りるようにゆっくりと下降するようにしかしホバリングするかのように空中に停滞していた。
 記号を用いるならそれは「♂」だった。しかし女性のように細身のある躰だった。
 天使は切なく、そして美しく笑うと私の存在を認めたようだった。

 ***

 まだ夏と呼ぶには早過ぎるが、それでも気温は充分に夏だった。近年の温暖化の影響か。
 やはり暑いと腐るのも早いのだろうな、と僕は思った。
 窓の外を見遣ると、空は晴れていた。雲ひとつない、ではなくて、バランスよく雲が浮かんでいた。景観としてはちょうどいい。
 僕たちは付き合って5年が経っていた。5年あったら小学生だって高校生になっている。10年の半分。
 付き合い始めのきっかけは何だったろうか。よく覚えてはいない。どちらかが「付き合ってください」と言ったようなものではなく、それは自然とそうなった、わかりやすく言うと成り行き的なものだった。
 それでも、おそらくは彼女の方から近付いてきたのだと思う。
 僕は社交的な性格ではなく、それでも人並みには友人がいて、その中には何人か女の子がいて、気付けばその中に彼女もいた。僕は広くはないけれど、人とは浅く付き合うタイプだという自覚がある。本音というものを話したことなどなかったし、だからか、本音というものを話されたという覚えもなかった。しかし彼女は違った。
 彼女は常に本音で話すタイプの人間で、そして交友も広かった。男女問わず友人が多く、その友人の多くに頼られていたし、慕われていた。どう考えても僕とは正反対だった。
 そんな彼女がどうして僕などに興味を持ったのかはわからない。自分とは正反対の、未知なる人間への好奇心かもしれない。彼女が、僕を正反対の人間だと認識していたかはわからないが。
 彼女は明るく、活発だった。月並みだが、簡潔に言えばまさにそうだった。
 僕は彼女に連れられ、様々なところへ行ったし、いろいろなことをした。そのほとんどが僕ひとりではおよそ体験できないことだらけだったろう。僕は外の世界を嫌っていたし、どこかへ出かけるよりも自室で音楽を聴いている方が好きだった。ベートーヴェンやチャイコフスキー、あるいはラヴェル。俗にクラシックと呼ばれるジャンルの音楽を好んで聴いていた。ヴィヴァルディ、ショパン、ホルスト、ビゼー。そしてモーツァルト。音楽を通して偉大なる音楽家、作曲家と交流するのが僕にささやかな幸せだった。
 しかし彼女に連れ歩かされるようになってからは、そういった音楽の巨匠たちと触れ合う機会が減っていった。それを彼女に告げたら、彼女はデジタルオーディオプレーヤーなるものに、僕の音楽を入れ、僕に渡した。それは持ち運びには便利で、移動中の電車の中などで聴くことはできたが、物足りなくも感じた。音楽はもっと落ち着いた場所で、ゆっくり吟味するように聴くという常識は彼女にはなかったのだと思う。それに僕のコレクションにはレコードも少なくはなかった。やはりレコードの音には劣ると感じたし、レコードに入っているものは、そのプレーヤーに入れることはできなかった。それでも彼女は満足そうに、機械の扱いが不得意な僕の代わりに、プレーヤーに音楽を足しているのをいつも見ていた。
 おそらく、僕が彼女を理解できなかったように。彼女も僕を理解できていなかったのだろう。
 室内ではヴィヴァルディの<四季>が流れていた。かの有名な「春」だ。おそらく知らないものはいないであろう名作中の名作。<四季>にはそれぞれにソネットが付いていて、「春」にはこうある。――『春がやってきた。小鳥たちは楽しそうに朝の歌をうたい、小川はやさしくささやきながら流れている。だが、急に空には暗雲が垂れ込め、雷鳴と稲妻が襲ってくる。そして嵐が過ぎ去ったあとには、また前にも増して楽しげなうたが始まる。』
 今の僕は「春」の嵐に見舞われているかのような感覚すらある。しかしこれが過ぎ去ったあとにあるのが楽しげなうたとは思わない。きっとその次に来るのは「夏」なのだろう。確かに今はわずかながらの平穏が心を占めている。しかしこれは長くは続かない。夏の手前、春のわずかな平穏。
 まだ夏と呼ぶには早過ぎるが、それでも気温は充分に夏だった。夏。夏夏夏。
 僕は流れている<四季>を「春」から「夏」に変えた。

 ――やがて彼女は腐るだろう。

 日本人の思い浮かべる夏は明るく、爽やかなイメージなのだろうか。街で流れる流行りの曲も、ポップで開放的な印象の曲ばかりだ。しかし<四季>の「夏」はそうではない。暗く、よどんだ空気が支配している。それが<四季>の「夏」。
 ヴィヴァルディが暮らしていたイタリアは、嵐の季節だ。決して楽しい季節ではなかったのだろう。彼の「夏」がそれを物語る。そして「夏」のソネットも『わるい予感があたったかのように恐ろしい稲妻、雷鳴がとどろき、霰さえも降り出す。せっかく実った作物も叩きつけられてしまう。』とある。「夏」は暗黒の季節、それはやがて僕に訪れるものと同じだった。
 僕は彼女を見た。彼女も僕の方を見つめていた。それは何かを訴えるかのようでもあったが、何を訴えたいのかは僕にはわからなかった。
 窓からは清涼な風が吹き付け、陰鬱な厚さが少しだけ和らいだ。
 僕は彼女をそのままにし、窓に手をかけ、下を見る。
 そこには見知らぬ少女が歩いていた。しかし構わない。もし当たったとして、だからどうというわけでもない。
 僕は足をかけ、そして飛び降りた。
 おそらく死ねるだろう高さ。きっと数秒後には僕は彼女と同じ肉塊になっている。
 目を開いておこうと思った。最期に見えるものを知りたかった。
 しかし、そこに最期はなかった。そんなものは訪れず、地面はずっと下だった。
 浮いている。背中を見ると、そこには翼が生えていた。白い、天使のような。
 思わず笑ってしまった。
 死ぬことすら許されないのか。これから訪れる「夏」を待てというのか。そして「秋」を過ごし、結局訪れるのは「夏」同様に厳しい「冬」だというのに。
 
 諦めて僕は、少女に笑いかけた。

 ***

 天使に笑いかけられた私は、どうしたらいいかわからなかった。
 それ以前に、どうすることもできなかったと言っていいと思う。私はそれから目が離せず、ただただ立ち尽くすばかりだった。
 これは夢なのだろうか。
 私は彼の美しさに見蕩れるしかなかった。

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